2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
ススキ(薄、芒、尾花、茅)はどこでも見られるイネ科の秋の七草です。どちらかと言うと雑草として嫌われもんですが、うろこ雲に秋の風情を感じさせてくれますし、茅葺き屋根にはなくてならないもので、ススキの原を観光資源にしているところもあります。 穂…
日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社の鹿島神宮は、天皇元年(紀元前660年)の創建と伝えられ、日本建国・武道の神様である武甕槌(たけみかづち)大神が御祭神です。 今回はボランティアガイドさんの案内、大変詳しくわかりやすく、しかも女性の声はとても…
涸沼から那珂川へ下る涸沼川が、沼から川に変わる左岸一帯はこの辺の穀倉地帯で、秋成新田と呼ばれ、今でも広い水田が広がっています。ちょうど稲刈りも終わりました。 天保6年(1835)に、ここ大場村の大場太衛門が願い出て,藩主の徳川斉昭が奉行の吉成又…
一年中見られるホトケノザ(仏の座)はシソ科の多年草、葉が茎を包み込むように円座になっているのを仏の蓮華座に見立てた命名。春の七草のホトケノザは、キク科のタビラコ(田平子)のことで黄色い花が咲きます。 タンポポ(蒲公英)の綿毛、放射状に付いた…
お茶の花です。茶畑では、葉に栄養を行き渡らせるために花芽はすぐに摘み取ってしまうそうですが、香りもよく、さすがツバキ科、形も色合いも品があります。 アケビ(木通)の名は、実が熟して割れたさまが、人の「あくび」に似ているからとか、ぱっくり口を…
水戸市八幡町にある白旗山八幡宮は、文禄元年(1592)に佐竹義宣が本拠地だった太田から分祀し、当初は城の西にあたる八幡小路(現北見町)、徳川家の代に上那珂西村を経て、宝永4年(1707)に現在地に遷座したといわれています。 平成10年(1998)に修復さ…
味のある役者として決して嫌いではありませんが、武田鉄矢の「水戸黄門」が始まりました。テレビの連続ドラマとしては、月形龍之介、東野英治郎のカッカッカッの笑い声、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗と放送されましたが、今回は特に異質なキャス…
「江戸と水戸ウイーク」と題した企画が、10月1日から9日まで水戸藩ゆかりの弘道館、小石川後楽園、水戸市植物公園で行われました。 弘道館では、園庭に水戸藩ゆかりの薬草の鉢を並べ、効能などの説明が展示されました。9代藩主徳川斉昭公が開設したこの…
たまたま源頼朝ゆかりの場所の訪問が続いてしまいました。 源頼朝が文治元年(1185年)、鹿島神宮に隣接するこの地に武運長久を祈願して創建したと伝えられる海雲山長勝寺は、臨済宗妙心寺派の古刹です。 元禄年間(1688–1704年)には伽藍の荒廃を惜しんだ徳川…
ツユクサが黄金の稲穂の脇で、豊作を祝っていました。 朝咲いて昼には萎むので、朝露を連想し「露草」と名付けられたとも言われています。英名の Dayflower も「その日のうちにしぼむ花」という意味です。 ストレプトカーパスはイワタバコ科で、同じ仲間のセ…
三嶋大社の創建時期は不明ですが、古くよりこの地に鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残っているそうです。中世になると武士、特に伊豆に配流された源頼朝は深く崇敬し源氏再興を祈願、神助を得て成功すると神領を寄せ、社殿を造営し、神宝を奉じまし…